猫の日で思い出すこと
10年以上前から地域猫として暮らしてきたサビ猫の女の子を保護した時のこと。
名前はジャビコさん。
やせ細って歩くのもやっとの状態で家に連れてきましたが、
トイレもすぐに覚え、家の中での生活にもすぐに慣れました。
ジャビコさんはいつも部屋の扉を開けると、
寝ていても歩いてきて出迎えてくれる気配り上手な子でした。
それからは週2~3回の割合で病院に点滴に通い続けましたが、
高齢でガンもできており見守るしかない状態でした。
徐々に前足の筋力も落ちてしまい、ご飯も立って食べられなくなり
注射器であげるようになりました。
亡くなる前日まで扉を開けると出迎えてくれようとして、
よろけて倒れてしまっても歩こうとしてくれました。
保護してから半年後の8月にジャビコさんは旅立っていきました。
野良猫生活を生き抜いて、最期まで全力で懸命に生きようとした姿に
猫の生き様を見た気がしました。
小さな命で多くのことを教えてくれたジャビコさんありがとう。